BLACKPINKセカンド・シングルリリース。『STEY』の残念さ。

2016年12月10日

78743.jpg
当初、カップリングだった『WHISTLE』がいつのまにか、ダブルタイトルということになって、ヒットした、BLACKPINK。
そのパッチワークをしたかのようなメロディのラップに歌謡的なメインボーカルがのっかる様は、新鮮に感じたし、好きか嫌いかは別として、高い音楽性を多くの人が感じたと思う。
その楽曲のパワー自体を、私たちはBLACKPINKというグループとして受け取った。
しかし、残念ながらYGはそれを読み取れずに、アーティスト性を評価されたと思ったらしい。
そのアーティスト性を前面に出した、『STAY』は彼女達のアーティスト性を押し出せば押し出すほど、彼女達のお人形さん的な面を浮き彫りにする。
一方、一見より、お人形さん的に見えがちなTWICEは、サバイバル番組出身ということもあり、個性を認知された上に、shyを「シャー」と発音してみたり、独特の語尾処理をしたりと独自性を強めて、それはアーティスト性とは違うかもしれないが、メンバーのそれぞれがお祭りの中の人と見えるのは、とても皮肉な話だ。
BLACKPINK – STAY

今回のシングルは最初からダブルタイトル。そして前回同様、より人気なのは保険曲の方。
BLACKPINK – PLAYING WITH FIRE

おそらく今回のリリースは2NE1の轍を踏んだ形と思うが、YGの様な大きな事務所でも読み間違えてしまう、大きな時代の変換期を感じる。
BLACKPINKは今回のリリースの成果によってはその地位を固められたはずなのに非常に残念に思う。
イジェン、アンニョン。