ミュージックビデオ監督、Digipediのお仕事まとめ、2007 – 2014

2017年1月9日

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ドラマの監督といえば堤幸彦。では、K-POPの監督といえば?
デジペディ!
そうですね、名前が広く知られてるのって彼等くらいですね。
私は実はドラマバカでございまして、これやっているおかげで最近全然観れてないのだが、堤幸彦以外にも監督はいっぱいいるのにあんまり知られてなくて残念と常々思っているわけです。
そんなことはどうでもよくて、今回はデジペディのお仕事をまとめてみたのだ。
wikiなんかをみても全く作品が網羅されていなくって苦労しました。
18日にリリースされるHeizeとStellarもデジペディですよ。
連休もあと一日で終わりですが、最後にYouTUBEのリストを貼ってるので、ゆっくりお楽しみください。

デジペディはこんな人たち。
幼馴染のパク・サンウ(박상우)とソン・ウォンモ(박상우)が作った映像制作チーム。
現在、最も注目されているミュージックビデオの監督で、その独特な色合いと、画面に部屋の四隅を映す動画が大変特徴的。
2007年にDynamic Duo『복잡해』のMVを皮切りにミュージックビデオの制作を開始した。
このブログで紹介したのは、MIXXの『On Ma Mind』、Oh My Girl『Windy Day』など。
LovelyzのMVは全部デジペディによるもの。
現在は7人のチームでDigipediらしい、下記のインタビューのころは5人だった様ですね。
notefolio magazineのインタビュー(15年1月5日)を転載しました。これで彼等の事がよくわかるではないかと。
[インタビュー] Oroshi!one more time、アートディレクターデュオデジペディ(Digipedi)| notefolio magazine
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簡単に自己紹介を
パク・サンウ&ソン・ウォンモ:各種プロモーションビデオや、広告映像を製作するアートディレクター、Digipediです。 現在は数人がいっしょにディジペディをまとめているが、パク・サンウとソン・ウォンモを主軸としています。 あ、そしてOROSHI(パク・サンウ))、1moretime(ソン・ウォンモ)というニックネームを持っています。 ニックネームには何の意味もありません。
デジペディ(DIGIPEDI)という名前にはどんな意味が?
パク・サンウ(以下サンウ):デジペディはデジタルペディキュア(digital pedicure)の略です。 デジペディ(digipedi)に多くの人たちが何か特別な意味があるんだと思っているのに、本当に大した意味ありません。 粗削りな名前です。 ハハ。実はこの名前を長く使うようになるとは思いませんでした。 チームの名前を変えたいという思いもあるが、そうするには少し遅かったようです。
お二人が小、中、高校同級生だと聞きました。 どんなきっかけで一緒に働くことになったのですか?
ソン・ウォンモ(以下ウォンモ):そのまま幼い頃から自然に一緒にいました。 小学校5年生の時から同じクラスか、隣のクラスだったから、いつもそばにいた。 大学はそれぞれ他の所に進学したが、地道にお互いの作業や関心を共有した。 その中で二人とも映像に興味を持つようになり、一緒に何か面白い事をやりたくて、仕事を始めるようになりました。
デジペディ以前にはそれぞれどんな仕事をしていたのですか?
ウォンモ:大学に通っている時にはイラストをやっていて、卒業後はm.netで1年半ほどOAP PDとして働きました。 チャンネルデザイン関連作業をした。
サンウ:小さなデザインスタジオで働きました。 そこではポスターや名刺のようなものを作りました。 キャバクラの名刺も作って、成人漫画も描きました。
長い時間を共にしたのなら、今はお互いの目を見るだけで心が通じそうです。
ウォンモ:目を見るだけで通じるって、それがどういうことですか!!!!! 目を見つめる用事もない、見たくない。(笑)
サンウ:その通りです。 しかし、長い時間を共にしてきたので、目を見なくてもお互いをよく知っています。
では、性格は似ているのでようか?
ウォンモ:好みは似ているが、性格は違います。 私は何でもちょっと急ぐスタイルなのに、サンウはのんびりして無口だ。 ところが、このような性格は作業する際に相互補完になります。
お互いに意見の衝突が頻繁にあったりしますか?意見の相違はどのような方法で調整しますか?
ウォンモ:共同作業であるため、意見衝突は避けられません。 そういう時はお互いに心の中におさめておかず、対話を交わしながら解決していきます。
多くの人たちがデジペディを2人組と知っていますが、数年の間メンバーが増え、その役割分担はどうなっているのでしょうか。
サンウ:演出の方に特化した仲間もいて、デザインのほうに特化した仲間もいます。 このため、それぞれの強みに応じて分担をしますが、デジペディは基本的に全てのチーム全員が、全過程に参加することにしています。
ウォンモ:例えば、普通のデザイナーの場合には、モーショングラフィックやデザインだけを担当します。 しかし、私たちは、デザイナーが演出や撮影現場にも投入されます。 一緒に作業を行うことを好むからです。
数年の間にデジペディの認知度と作業量がかなり増えましたね。
サンウ:作業量が増えたというのは誤解です。 作業量は、昔も今も似ている。 ただ、年間に話題になった作品が多く、アイドルをはじめ、相対的に有名なアーティストとの作業量が増えただけです。
一年に普通何本の映像を製作するのですか、一本当たり製作期間は?
サンウ:2011年からは一年平均30、40本程度制作しています。 月に二、三つくらい作業しています。
ウォンモ:一般的にミュージックビデオ一本作ると、一ヵ月程度の時間がかかります。
作業量が尋常じゃないようですが、スケジュール管理はどのようにしていますか?
サンウ:よほどでなければ私たちが請負い可能なラインでスケジュールを決めます。 お互いにオーバーラップして一つが終わる頃、他の一つを開始する方法で作業を進めています。
クライアントが定めたコンセプトや意図に沿って映像を製作しているのでしょうか、それとも本人たちの意見を積極的に反映しているのですか?
ウォンモ:広告映像の場合、広告主たちの意見が多く反映されるます。 しかし、MVの場合には監督の意見をもっと反映できる雰囲気ですね。 そのため、MV作業をするときは、クライアントのガイドを参考にしながら、私たちのアイデアを積極的に表現していきます。
以前のデジペディのMVを観ると、たまに縦に撮影されていますが、エピックハイ『born hater』は全面縦撮影です。 この点が大衆にはとても新鮮に感じましたが、縦の撮影を試みるようになった背景は?
ウォンモ:以前から心に留めておいたアイデアです。 ある日、コンビニの前に設置された縦型ディスプレイの画面を見て考えを具体化しました。 一般的なMVは横に製作されたため、縦型ディスプレイだと映像が切られたり、小さく表現される。 初めは私たちが作った映像が勝手に切られるのが気に入らなかった。 しかし、一方では切り分けられた「縦映像」は何かインパクトあるなと。
『born hater』の場合には、多様な個性を持つラッパーたちが何人か登場したために縦撮影がそれぞれの人物にフォーカスを置き、個性とスタイルをよく生かせることができるという気がしました。

直接tabloに会って縦撮影のアイデアを提案したと
ウォンモ:単純に電話で説明することに限界があると考えました。 いきなり電話で縦撮影を試してみたいと言えば、突拍子のないように感じることもありうると思いました。 そのために具体的な意図を伝えようと、tabloがいた仁川まで直接訪ねた。 tabloに縦に撮影すると、どのような効果と長所があるのか、雑誌の中の人物写真やコンビニ、スマートフォンディスプレーの例を挙げて説得しました。 しかし、心の中にはすでに「タブロならやるぞ!」という確信があった。そんな努力のおかげか、tabloは「ize」のインタビューで、「デジペディに「MAMA」でbest縦ミュージックビデオ賞をあげなければならないかな?」と言って絶賛をしてくれた。
サンウ:栄光です。
同様に縦撮影に関する話です。普通の人は映像が横方向に広く出てくると「当然」と思っていて、「縦位置撮影」自体は思いつきやすいのに難しい。(まるでコロンブスの卵だ)だから「ありがちなのに奇抜」です。このようなインスピレーションはどこから来ているのですか?
ウォンモ:事実、縦撮影のアイデアが一夜にして浮かんだわけではないです。 段階的に過程を踏んできて具体化されました。 始めになったのは、JINBOの『fantasy』。その時「レイアウトでリズム感を表現してみよう!」と考えました。 例えば音楽が始まる時にだんだん高まってくる音楽に合わせて画面をだんだん大きくしてみたり、リズムによって躍動的に画面比率を別にしました。 そうしてみると、とてもいいという気がして、しばしばその「画面技法」を活用した。 そんなアイデアが少しずつ進化して『born hater』のときに全面縦撮影を試しました。

JINBO『fantasy』の導入部で次第に大きくなってくるサウンドに合わせて映像フレームが大きくなる。 ソン・ウォンモはレイアウトの変形によってビートを表現したいと考えた。 『fantasy』における「映像フレーム変形」は全面縦撮影の土台になった。
ヒップホップミュージシャンからバラード歌手、アイドルグループまで作業ベクトルが広い。 それでもどんなMVを見てもいつもデジペディらしさは否めない。 こんなに共通した感じを与えるディジペディだけの演出法があるのでしょうか?
サンウ:多くの人が私のMVを見ると、共通的な感じがあるといいます。 ところで特別な演出法があるとか、意図があることではなく、ただ、私たちが好きな表現をしてみると自然に作品の中に溶け込んだと思います。
各自記憶に残る作品があれば
ウォンモ:最近作業したLovelyzの『Candy Jelly Love』。教室セットで撮影をしました。 他のMVとは違い、今回はセットを最大限リアルにすることになって、そのためか、撮影が終わる頃に、空き教室に立っているのにセットではなく本当に学校にいるようでした。 他のMVのセットでは感じられなかった目新しい経験でした。
サンウ:メンバーたちがなんか娘のように感じられることもある、見ていると満足だ。 そして教室セットで数日、一所懸命作業したためか、撮影が終わると、メンバーたちを卒業させた感じだった。 ハハ。

映像作業の他にしたいことがありますか
サンウ&ウォンモ:まだ特に異なることをしたいと考えていません。 ただ、今私たちがしている映像作業を充実させたい。
一緒に作業したいアーティストは
ウォンモ:この質問は重要です! 他のインタビューでも共通的に受ける質問ですが返事すると、該当アーティストから連絡が来ました(笑)。だから今度はテティソ?!
サンウ:私はクララ。 (笑)
大衆にデジペディがどんなチームとして記憶されたいですか
サンウ&ウォンモ:時間がずいぶん流れた後も多くの人に記憶されて、語られているチームでありたい。 私たちが子供の時、いくつかのミュージックビデオ監督と作業からインスピレーションを受けたように、われわれも誰かに肯定的な影響を与えるチームになりたい。
今後の計画
サンウ:とりあえず今しているMV作業をちゃんと終えたい。
ウォンモ:来年にはデジペディを一緒に始めてから7周年だ。 それで展示やパンフレットを通じて、これまで韓国の作品を回顧しながら、ずっと一度整理する時間を用意してみるたいと思う。 それは引退しようとするのではなくて。 ハハ。とにかく、まだ具体的な計画をたてたわけではないが、最近はこれと関連した会話を多くしています。

Digipedi Animates K-Pop Culture 自動翻訳でどうぞ。

彼らは音楽の構成を重要視して、音楽の小節ごとの展開をエクセルで全部整理した上でそれを基準に作業しているらしい。それは、ドキュメンタリーでミシェル・ゴンドリーが拍子をすべて分割し、方眼紙に記録することを見て、この方法を始めたという。
洋楽好きが全員驚愕したあのMVですね。
The Chemical Brothers – Star Guitar

making of Star Guitar

ミシェル・ゴンドリーについてはこちらをどうぞ
【映像】天才ミシェル・ゴンドリーの素晴らしき映像作品集【メイキング付き!】
アイドルとしてはシャイニーより先にSS501のキム・ヒョンジュン(マンネ)が最初なんですね。
余談ですが、このSS501、同じグループにカタカナにすると同じキム・ヒョンジュンがいてそちらはそちらはキム・ヒョンジュン(リーダー)と表記するらしいです。そっちはヒョンジンでよくない?と思ったのです。
その活動休止後、初のシングルだった様ですね。
さらに余談ですが、活動休止理由が現在のKARAと同じ理由らしく、今も「絶対、SS501を復活させる」と言ってるのですが、さっさと別のグループ名つけて活動せいよ、どっちも。
移籍後初の、このシングルは本国であまり売れなかったみたいですね。
2014年までの作品で今わかっている分が112本ありました。一部MVじゃない物も含まれています。
作品発表順に並べてあります。
もれがあったら是非教えてください。
Digipedi 2007 – 2014

イジェン、アンニョン。